松永さんとお会いしてからというもの、私の対人判別には松永度何パーセントかという新たな物差しが出来ました。新しい出会いがある度に、「ああ、この人は松永度50パーセントか・・・」とか、「こいつはせいぜい10パーセントってとこか」てな感じの。
当然松永玲子本人は松永度100パーセントなわけで、松永さん以外に100パーセントな人はいないわけです。いたらそれは松永さん本人ということになってしまいます。
しかし可能性として120パーセントとか、200パーセントとかという人ならいるかもしれません。私自身はそんな人に出会ったことはありませんし、出会いたくはありませんが。
なぜなら松永度100パーセントを超えた存在には恐怖すら感じるからです。
こう書くと、「松永度は危険指数か」と思われるかもしれませんが、松永度は美しさの指数なのです。いやマジで。
松永度が示す美しさを飛行機に例えるなら、民間航空機は松永度が低い飛行機で、マッハで戦闘に赴く流線型のジェット戦闘機は松永度が高い飛行機と言えます。
この場合、破壊力の高い兵器を搭載していればいるほど松永度は限りなく100パーセントに近づき、かっこよさがアップするわけですが、核兵器を搭載していると、松永度100パーセントを大きく超えてしまい、途端に恐怖の対象となるわけです。
動物で例えると、草原でモゴモゴと草を食ってる草食動物は松永度の低い動物で、しなやかな肢体で悠然と草原を行く肉食獣は松永度の高い動物と言えます。
ライオンが金色の鬣をなびかせながら、ガゼルを追っている姿なぞは松永度100パーセント。しかし人を食った途端にこれまた松永度100パーセントを超えてただ残忍な光景となってしまうのです。
動物で思い出しましたが、私と松永さんは動物占いで同じチータでした。
かねてから自分の松永度は低いと思っていた私にとって、やや信じがたいことではありましたが、松永さんはえらく納得している様子でした。
その時の光景を例えるなら、ご機嫌なライオンが、「お前も同じ肉食だもんなあ」とハイエナの肩を叩いていて、ハイエナはひどく恐縮・・・といったところでしょうか。
ともあれ、松永度が指し示す美しさについては理解していただけたでしょうか。
今「猫ニャー」への客演で稽古の日々です。初顔合わせとなる役者さんそれぞれに、当然松永度をあてはめてみましたが、これまでで最高の高松永度、約80パーセントを記録している役者を発見しました。
是非松永さんご本人にもご紹介したいので、公演には足をお運び下さい。このホームページをご覧の皆さんも是非。
そりゃそーと、私は猫を飼っているのですが、会うたびに松永さんは「猫、まだ生きてるんですか?」と訊いてきます。まだ1歳の子猫です。それを訊くなら「猫、元気ですか?」が普通だと思います・・・。まあ、そんな松永さんが私は大好きですが。