『ナイス・エイジ』に出演してる原金太郎です。
休憩15分を含み3時間半を超える大作であるにもかかわらず、長さを感じない、非常に面白かったとの評判で嬉しい限りです、是非みにいらして下さい。
さて、松永玲子さんのことですが、初日前日(8月31日)本多劇場で神主さんを呼んでお祓いをしてもらった直後の場当たりで彼女セットに足をぶつけて少し切って青アザをつくりました。
その時、シップ薬を貼ってあげました。
その夜、まだ半分しか場当たりもできなく、ゲネもできそうもないまま初日を迎えるという緊張ももちろんあったのですが、それより松永の足の傷が心配で1時間くらい眠っただけで目覚めてしまい、それきり眠れませんでした。これこそ恋でなくてなんでしょう。
でも僕は松永のことは何も知らないんです。『超老伝2000』で何て達者なひとだとは思いましたし、今回の台本執筆の参考にとエチュードを5月末から6月にかけて3日間やったのですが(結局彼女と一緒のシーンは今回全くないので)、その時組んでやった印象は、演技するひとだなァ、つまり、つくってるなァというものでした。本番になってからの彼女の芝居を全く見てないので、うかつな事は言えないのですが、確かに、達者だし、可愛いし、肌はつるんとしてきれいなんだけど、その本質に触れてみたいと思っても、きっとするりとかわされてしまうんじゃないか?彼女が自分をさらけ出すようなことがあるのだろうか?
ひょっとしてこのひとは男と寝ている時も本性をみせることはないかも知れないな、というような印象です。
これからも、いろいろな舞台を器用にこなしていくとは思うんだけど、それだけじゃない、何かを感じとりたい。
彼女自身で収拾のつかない様な状態におちいらせてみたい。その時、技術なんてへでもない何かが出てくると思うのだけど・・・。とりとめもなくつづりましたが、まあこれは女優松永玲子へのファンレターです。
千秋楽までよろしく。