ナイロン100℃の今江冬子と申します。
玲子ちゃんとは、今まさしく「薔薇と大砲」という芝居の稽古で、毎日顔を合わせています。ナイロンの中で皆は、彼女より年下の人は“松永さん”、年上の人や演出家のケラ氏は“松永”と呼びますが、私にはどうも“玲子ちゃん”という呼び方がしっくりきます。あるいは、たまに“玲子!”でしょうか。
今までのマツナガ宅をご覧になった皆さんは、玲子ちゃんという人をどこかしら謎めいた女と認識されているのではないでしょうか。格好いいですね。私は単純な人間なので、まあ例えるならば、だらしのない姉を見て、ああはなりたくない…と自分を磨いている妹が玲子ちゃんというところでしょうか。
去年一緒に出演した「フローズン・ビーチ」という芝居のパンフで玲子ちゃんについて残りの出演者であれこれしゃべったコーナーがあったのですが、その中で私は“もし私が男だったらくどいてみたいなぁーと思う女性です。”と言った覚えがあります。頭の回転が速く、さめていて、少し近付きがたい女性だと思わせられる反面、非常にくだけた、そして下町的な人情もたっぷりともっている人なのです。
最後に、この場をお借りして、いつもお世話になっております。ありがとうございます。