どうも、そとばこまちの山西と申します。このたび「超老伝2000」というお芝居で松永さんと4度目の共演をさせていただきます。この場は思い切ってレイコちゃんなどと呼ばせていただこうと思います。レイコちゃんと初めてお会いしたのはケラさんの「虫歯とタクシーその他の不幸」というラジオドラマの現場でした。そのときは京都の大学出身であるとかそんなお話しをしたような記憶がございます。そのお仕事が縁で、私はナイロン100℃の「ザ・ガンビーズショー」というお芝居に出させていただきまして、それが2度目の共演でした。共演と言っても殆ど同じシーンはなかったかもしれません。私が、レイコちゃんの手首から毒を吸い出そうとして、毒どころか体液を全部吸い出してしまいレイコちゃんがフニャフニャになってしまうシーンがあったぐらいでしょうか?「ガンビーズショー」の本番中から「超老伝」の初演の稽古が始まり、ラジオドラマから数えると「超老伝」の本番終了まで、かれこれ半年近くレイコちゃんとお付き合いさせていただきました。
レイコちゃんはその物腰がまず、私好みであります。決してキャピキャピしたところはございません、少なくとも私の前では。いつも上目使いで、私の心の底を探るように接してきてくれます。大阪弁で言うところの「気い使いい」なのであります。ですがその上目使いの目の奥に、決してお前のご機嫌などでは揺るがんぞという頑固な自我も見え隠れしておるのです。私も相当に「気い使いい」で「頑固」なので、その辺の機微はよくわかるのです。
そんなわけで、半年近くも一緒に仕事しとったにもかかわらず、私とレイコちゃんの間にはビミョーな距離感が生じていたのでありました。別にそれは心地良いものだったのですが。
さて、「超老伝2000」の稽古に入り、少しお互いに距離が縮まってきているように感じているのは私だけでしょうか?再演ということで少し余裕があるからでしょうか、私は今回レイコちゃんのいろんなところを新しく発見しています。髪の毛ぴっちりわけ目いれてるなあ、とか、結構目の下に疲れが出やすいンやなあ、とか、まあいろいろ。
そんなことも理由になっているのか、稽古場に行くのがこんなに苦じゃない稽古はそうそうないです。今回の「超老伝2000」は楽しんでやれそうです。再演もいいもんだなあ、と実感している今日この頃です。レイコちゃん本番までどうぞよろしくお願いします。皆さんも是非見に来てくださいね。
あと、山西は2月5日から「あすか」に出たりします。「超老伝2000」の稽古中
に撮影してた「八丁堀の七人」はおそらく2月24日放送です。笑えます。また見てください。ほんじゃ。
山西 惇